こんにちは、往診専門どうぶつ病院ローズローズアニマルクリニックの藤井です。
暑い暑い今年のお盆休み、みなさんはどんなふうに過ごされましたか? 最終日の本日、いまさらですがうちの病院犬ココアのサマーカットをしました。
その様子はまた後日お見せするかもしれないのですが…とりあえずカットしてわかったことは
ふじい
意外とポヨポヨ…
今年8歳のココア、猛暑で自宅にいる時間が増えたため運動不足もたたったようです。肥満というほどではないのですが、そもそも肥満とはどのようなことをいうのかご存じでしょうか。
肥満とは
- 体脂肪が増加
- 理想体重より15%以上の増加
- ボディコンディショニングスコアが4以上
のことを言います。
ちなみに日本国内では54.9%の犬がこの状態にあるという報告もあります。けっこう多いですよね。
年齢が高くなると太りやすく、9~12歳が一番肥満率が高い年代です。
また、脂肪組織はたんにぷよぷよしているだけの脂肪の貯蔵庫ではなく、体の機能調節に重要な生理活性物質を活発に産生・分泌している、最大の内分泌臓器であることが明らかになってきています。
つまり、内臓脂肪の蓄積は、これらの産生・分泌に異常をきたし、また糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを高めるのです
もともと体力がしっかりある動物なので、食事だけで犬が減量することはまず無理です。運動やしっかり水分をとることを併用して、効率的にやせたいですね。
先日往診した源ちゃん。
うーん
うーん
ちょっと今日は遠慮したいな…
何か都合の悪いことがあるみたいですね。
大丈夫、全然問題ないよ〜。