豆知識

悪天候は調子を悪くする原因になる?

こんにちは、往診専門ローズローズアニマルクリニックの獣医師藤井です。

 

ここ千葉県は、連休中やたらと天気が変わりやすく、晴れていたと思ったら台風並みに荒れたり、でコロナでなくてもレジャーを楽しみづらい毎日でしたね。

どうにかこうにか一日だけの晴れ間を見つけて、家じゅうのカーテンを洗ったのが連休中の大きな成果です!

 

家族でバーベキューもしましたが、途中で豪雨に襲われ、最初は傘を差し途中からあきらめて軒下に避難しました。うーん、残念。

 

さて、天気が変わりやすい=気圧の変化が激しいときは、調子を崩しやすいことがある、というのは聞いたことがありますか?

たとえば老犬老猫に起こりやすいめまい。めまいはカラダの平衡感覚をコントロールする器官からの、危険信号です。ぐらぐらゆらゆら、まっすぐ歩けず吐いてしまったりごはんを食べなくなってしまうこともあります。

もちろん病院で診察するのですが、残念ながら人でもたまにあるようにいわゆる「異常なし」「突発性」といわれるめまいも多いのです。

東洋医学でめまいは、気の流れをコントロールする働きが気候の変化にうまく対応していないためにおこると考えられ、あらゆる体調不良の原因を内臓の働きの異常と関連づける結果、めまいと肝臓(かんぞう)がとても深い関係があるとされます。

めまいのあるこがみんな肝臓に問題があるわけではありませんが、天候が荒れているときはめまいや神経痛、てんかん発作などのご相談が多いのは動物病院あるあるかなと思います。

ちなみにめまいの原因の1つに「耳のトラブル」があげられます。

ペットは教えてくれませんが、人でもお悩みの方が多い「耳鳴り」も感じることがあるのではないか、とも言われています。言葉にできないってつらいはず、想像力を働かせできるだけ快適に過ごさせてあげたいものですね。

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