こんばんは、往診専門どうぶつ病院ローズローズアニマルクリニックの藤井です。
後学のため人の方の医療の記事も読んでいるのですが、こんな記事がありました。
「通院していればがん検診不要」が半数
地方総合病院における内科定期受診患者の検討(全部見るには登録必要です)
「定期受診しているため不要と考える」と回答した65人のうち、2年以内に胃カメラ/数年以内に大腸カメラ/1年以内に胸部X線検査、個別の人間ドックなどの精査を行ったのは23人(35.4%)で、全く精査を行っていなかったのは42人(64.6%)だった。
ざっくり言うと、何かの病気で定期的に病院に行ってる人は、全体的な検査をやってなくても大丈夫!と考えていて、実際全くやってない人が60%以上だそうです。
ちゃんと行ってるんだから、おかしいところがあれば見つけてくれるはず…という期待や信頼があるんだとも思います。
思いますが…、少なくとも自分の立場からいうと
そもそも、血液検査は何か体に起きた異常に対して起きた反応を確認するようなもので、ものによっては異常になるまでけっこうなタイムラグがあります。そのため、1つではなくいくつもみることで全体に起きていることを予測します。
それに対して、エコー検査などの画像検査は、今まさに起きていることをリアルタイムでみることができます。そのぶん全体すみずみまで診るのが難しいのです。
病気もいろいろですが、毎回血液から尿から画像まで毎回診ることはあまりありませんし、その必要もないでしょう。
しかし、病気はたいていこっそり、進むのでいつもの検査にはなかなかあらわれず、なんかおかしい?なときはだいぶ進んでる…ことがあるのです。ですからやはり、いつもの検査とは別に、検診は受けてほしいな〜と思います。
先日往診した茶々丸ちゃん。目と目が離れているので「魚顔」とさんざん名言われようですが
なぜだかこのバッグに収まってしまい…続きがあるのですが動画なので、気になる方は本日のインスタチェックです!