往診日記

アレルギーとアトピーの違いをご存知ですか?

こんばんは、往診専門どうぶつ病院ローズローズアニマルクリニック、獣医師のふじいです。

 

先日往診した京(みや)ちゃん、難病を抱えているとは思えないほど元気なお嬢さんです。

白黒のフレンチブルドッグ

今日はボーイッシュなファッションです。

 

ちょっと寒かったので、お家にコタツが出ていたのですが

おしりがでているフレンチブルドッグ

飼い主さんのそばにいたいので、お尻は外

 

コタツの中のフレンチブルドッグ

お顔は中

 

コタツでくつろぐフレンチブルドッグ

「こんなとこまで何か用なの?」

お邪魔しました。

 

さて、京ちゃんには特別なごはんを持って行きました。

最近はわんちゃんにもアレルギーやアトピーが多く見られます

 

飼い主さん
飼い主さん
ん?アレルギーとアトピーってどう違うのかな?

 

はい、よくきかれます。

ものすごくざっくりいうと、

  • アレルギーは身体の中に何らかの方法でアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)が侵入して起こる反応のこと。
  • アトピーはそのなかでも、皮膚(粘膜)に接触するアレルゲンが原因となるものです。
  • そしてその両方をもっている動物がとても多いです。

 

飼い主さん
飼い主さん
じゃあ、どっちも治療しなくちゃいけないの?
ふじい
ふじい
そうですね。ごはんだけ変えても、シャンプーだけ変えても、不十分な可能性が高いのです。

 

また、アレルギー検査にも関心をもっていただく飼い主さんが増えてきていますが、どんな検査をするか、どのように解釈するかはなかなか重要です。

アレルギー検査もいろいろです。

  1. アレルギーかどうか
  2. アレルギーだとすればどのくらい反応するのか
  3. アレルギーになるものはなにか
  4. アレルギーとならないものはなにか

①~④すべてを行うことが理想ですが、4~5万円ほどかかります。ペット保険によっては適応となることもあります。

あんまりお安い検査だと、実際の治療や生活改善には活用しづらいこともありますので、獣医師とよくご相談しましょう。

アレルギーやアトピーをもっていると、こういった季節の変わり目にはアレルゲンに反応しやすく、免疫力が落ちてしまっていることがよくあります。このような状態ですと他の感染症にもかかりやすくなっているので、無理にお外にはいかずにお家でゆっくりさせてあげることをおすすめします。

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