こんばんは、往診専門どうぶつ病院ローズローズアニマルクリニックの藤井です。
12月なのに昼間は急に暖かかったり、夜は一気に寒くなったり、室内にいることの多いシニアペットにも応えますね。
そんなときあらわれる体調の変化のひとつが
「ごはんを食べない」
です。
ひとことで食べない、と言っても理由はいろいろです。
飼い主さんが何をやっても食べないこが、往診するといきなりばくばく食べてみたり、もうおしまいなのかな…のこがアイスはいくらでも食べたり、かと思うと飲みむことも難しいこにどうにか体力をつけてほしいとレバーをあげようとしている方がいたり、ごはんのあれこれは本当に難しいですね。
とお電話でご相談を受けてもお答えできるのは一般論、やはり実際診てみないことにはなぜ食べない(食べられないのか)はわかりかねます。
まあ、ごはんを嫌がって噛みついてくる!くらい元気があるならもうダメということはまだないのかな、とは思いますが。
それは、シニアペットは予備が少ない、ということです。体に蓄えている予備の水分、栄養、筋肉や脂肪、そしてそれを代謝する力、すべて若いときに比べると余裕がありません。
そのため、シニアペットが食べないときはあまり様子を見すぎず早くその原因を探り、口から栄養をとって消化管を活かしてあげることが必要です。2日以上は危険と思ったほうがいいですね。
詳細は長くなるので割愛しましが、もっと知り合い方は診察の際、またはオンライン健康相談やシニアペットの基礎セミナー「シニアペットの基礎のキソ」でお待ちしています。
夏に虹の橋を渡っていったチョコちゃん、心臓爆発しちゃうんじゃないの?なくらい重度心不全でしたが、前日までちゃんとトイレに外に行っていました。
亡くなる日の朝も、お手伝いすればやわらかいごはんを食べてくれたあっぱれ!なおばあちゃんでした。みんながこうだといいんですけどね。