小動物臨床に携わって15年以上がたちます、その間ペットを取り巻く環境は大きく変化しました。
自分自身、自分と院長たった数名の動物病院に入社し、15年後には獣医師10名の先頭に立って分刻みに診察や手術に追われることになるとは思ってもいませんでした。
そんな忙しさの中で気になったのは
- もう年だから・・・とあきらめられてしまったこ
- 治療に必要な薬や処方食を続けることのできないこ
- 小さなお子さんや介護の必要な方がいらっしゃる、ご自身の体調が悪いため通院が難しい飼い主さん
さまざまなご事情で動物病院から遠のいていったペットやそのご家族です。
飼い主さん
提案された治療ができないから行きづらい
飼い主さん
もっとおいしく食べさせてあげたいのを言いづらい
飼い主さん
待合室で長い時間ペットを待たせるのがかわいそう
飼い主さん
治療を嫌がってるみたいだけど、どうしたらいいのかききづらい
そっと離れていかれたペットや飼い主さんたちはどうしているのでしょうか。
小動物医療の進歩は目覚ましく、さまざまな高度医療によって長生きできるペットたちが増えています。
しかし必ずしもみんながそれを望まれるわけではありません。
もちろんお年寄りだって痛みも不快も感じます。そのため「痛い、苦しい、辛い」をなるべく取り除き、快適に過ごせる時間をのばし、時が来たらいつものお家で天国に昇っていく…それを望まれている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
愛犬イブ: 肝臓や気管、腸といろいろありましたが、19歳まで生きてくれました
ふじい
残念ながら魔法は使えませんし、気休めは申しませんので、現実を直視したくないタイプの飼い主さん向きではないです( ・´ω`・ )
それでも、健康で快適なペットちゃんの毎日を、少しでも長く飼い主さんと過ごしてもらうため全力で応援します。どんなささいなことでも、ご相談ください。
遠方のため往診が難しい、でも相談したい方はオンラインでの相談を承っております。詳細はこちらをご覧ください。
※双方の誤解を生じさせないため、メール・電話でのご相談は行っておりません。あらかじめご了承ください。