こんばんは、往診専門どうぶつ病院ローズローズアニマルクリニックの藤井です。
今日は関東でも大雨警報が出され、九州だけでなく岐阜や長野でも危険な大雨でしたね。
ものの数分で増水してしまう恐怖、これ以上被害が広がらないよう警報エリアにお住いの方々の無事を祈るしかありません。
災害時、自然は場所を選びませんので病院や薬局も同様に被害を受けてしまいます。テレビで片づけに追われる医院や、持病のお薬が浸水してしまい処方してもらいたくても薬局も被災し困り果てている方がいらっしゃいました。
特にお年寄りになりますと、病気は一つではなく、いくつも持っていることが多く、それ一つ一つに処方されるお薬がいつの間にか膨大な量になっている、いわゆる「多剤服用」状態になっていることがあります。一般的には5~6種類を超えて処方が重なると、なんらかの副作用が強まったり、お薬の効果が薄まるリスクが出てくると言われています。
また、意外と知らない方もいらっしゃいますが、サプリメントや漢方薬でも同じように多剤服用がでてくることもあります。
とばかりは限りませんので、ご注意を。
おなじことはもちろんペットにも当てはまります。
腎臓が悪くなり肝臓が悪くなり、そしたら心臓も悪くなり皮膚も悪くなり・・・とだんだん飼い主さんが病名を覚えきれないくらいになっているこもいます。年をとってくるとどうしてもそうなってくることが多いですね。
「なんの病気?」
「副腎と~、腎臓と~、皮膚と~」
と病気の2つ3つの同時治療はむしろ当たり前になってきます。
フレブルの京ちゃんも、たくさんのお薬を飲んでいます。
飼い主さんも京ちゃんも一緒にがんばっていて、毎回ほぼ失敗することなく全部飲んでくれます。本当にすごい。
病気のコントロールがうまくいかないと、お腹が痛かったり喉が異常に乾いたり、なかなか辛い状況のこともあるはずなんですが
赤ちゃんをあやす余裕あり。
くんくん、オムツのニオイチェック。
出てないわね。
頭のてっぺんからつま先まで、くまなくチェックしてくれるお姉さんなのです。